弘法大師空海が生誕した6月15日には、毎年降誕会が本堂と境内の大師像前で執り行われている清荒神清澄寺ですが、生誕1250年記念にあたる令和5年は6月11日(日)に法要と記念のお茶会が開催されます。
三十一歳で遣唐使として唐に渡り、真言密教を伝授され、日本に伝えた弘法大師空海を偲ぶ
「お大師さま」として親しまれる真言宗の開祖、弘法大師空海が香川県善通寺の地に生まれた宝亀5年(774)6月15日から1250年を数え全国各地の真言宗の寺院では記念の行事が執り行われています。総本山善通寺では4月23日~6月15日を記念祭とし、秘仏本尊・瞬目大師像特別御開帳や「チベット密教展」などが行われるほか、全国の真言密教寺院の僧侶が善通寺で法会を行います。5月7日には清澄寺の僧侶による法要が行われ、6月5日には中山寺が法要を執り行います。また、十八本山巡拝として清澄寺と中山寺など18ケ寺が紹介されているパンフレットも制作されました。
清澄寺では毎年6月15日に弘法大師降誕会が行われていますが、1250年にあたる令和5年は6月11日に記念降誕会と記念茶会が開催されます。
午前11時からは本堂で降誕の法要が厳かに執り行われ、理趣三昧法要の後、法話があり、お供物が授与されます。午後2時からは大師像前で法要が行われ法話、お供物授与が行われる予定です。
若葉の美しい境内では野点による茶会が3年ぶりに催され、午前10時~午後3時までお抹茶と季節の茶菓子をいただくことができます。
弘仁7年(816)高野山に真言宗の根本道場を開いた開祖、弘法大師空海の生誕1250年という記念すべき年に、行事を通して偉大な僧の偉業を偲び、その教えの一端に触れたいと思います。
境内にある大師像前での法要
総本山善通寺のパンフレット
真言宗十八本山が記されている
弘法大師生誕1250年記念茶会
会期 令和5年6月11日 午前10時~午後3時
鉄斎美術館別館「史料館」前広場
野点 500円(お抹茶・茶菓子)