清荒神清澄寺を訪ねて 芸術の秋、鉄斎作品と境内を彩る秋を堪能

清荒神清澄寺を訪ねて 芸術の秋、鉄斎作品と境内を彩る秋を堪能

 11月1日から「鉄斎の仏画」展の開催が予定されている鉄斎美術館別館史料館。史料館の斜め前には講堂を背景にイチョウの大木2本があり、偉容を誇っています。残念ながら秋の茶会は中止になりましたが、境内のイチョウやカエデは黄や赤に色づき、紅葉狩が存分に楽しめます。

 季節はまさに、秋を迎え大イチョウの葉は緑から黄色へと移り、11月には目にも鮮やかな黄金の輝きで参拝者の目を楽しませてくれます。
 たわわに実った銀杏は丁寧に袋詰めされ、10月末から11月初めに、お札を授かった方やご祈祷をされた方に授与されます。
 イチョウの樹齢は約400年と推定され、高さが16mと13m、幹の太さは385㎝と317㎝の大木で対の姿が力強く格別であり、1976年3月に宝塚市の天然記念物に指定されています。
 また、清荒神清澄寺の自然林(99・364平米)も同年に天然記念物の指定を受けています。ヤブツバキやコクランなどの草木からアカマツやムクノキ、クロバイなどの高木まで44種が生息、瀬戸内海の気候条件に成立する典型的な自然林として高く価値が認められています。
 阪急電車の清荒神駅から参道を徒歩で15分~20分のところにありながら、静寂さと自然が満喫できる癒しの空間といえるでしょう。鉄斎美術館別館史料館では鉄斎の作品を鑑賞し文化に親しみ、境内ではイチョウやカエデの紅葉を愛で自然に親しむ、日本の秋を堪能しに出かけませんか。
*宝塚市教育委員会発行「宝塚の文化財」を参照(平成元年発行)

清荒神清澄寺の自然林は宝塚市の天然記念物に指定されている。

山門をくぐると、イチョウや赤く色づいたカエデが目にも鮮やか。

清荒神清澄寺を訪ねて 芸術の秋、鉄斎作品と境内を彩る秋を堪能

「鉄斎の仏画」
会 期 11月1日(月)~12日19日(日)
会 場 ‌鉄斎美術館別館史料館
(入館無料)
開館時間 9時30分~16時30分
休館日  水曜日
※会期・開館時間は変更となる場合があります。
 詳しくは美術館ホームページをご覧ください。

宝塚の情報誌ウィズたからづか

ウィズたからづかの最新コンテンツ