第20回展記念 宝塚画壇作品集
発行:2023年(令和5)7月
編集・発行:宝塚画壇
印刷・製本:あさひ高速印刷㈱
A4判 モノクロ32ページ 並製本
絵の道は修行の道であり人の道なり
発足から19年を迎える「宝塚画壇」。代表者で指導者でもある日本画家・潮見冲天氏は7月に発行した第20回展記念作品集のあいさつ文中、コロナ禍で第17回展が中止になったことに触れ、「それでも作者一人ひとりが丹精込めた作品を通じて人々の心を少しでも揺さぶることができれば、人と美術と社会とが相互に融合しあえるものと思っています」と述べ文末には「絵の道は修行の道であり人の道なり」という言葉を載せている。
東洋美術の精神を水墨に託し、作品を創造している宝塚画壇のメンバーは現在24名。作品集には16回展から20回展までの中から一人3点から4点を掲載し、故人5名の作品も加えられている。作品集は作品の他、新聞に掲載された記事なども収録され、5年間の記録にもなっている。
発足当初の名称は宝塚墨彩画壇だったが15回展から宝塚画壇に改められ、18回展からは会場を令和2年にオープンした宝塚市立文化芸術センター(宝塚アーツセンター)に移し、オープン会場での開催となった。
作品集は草色の表紙で32頁、全110作品は五彩表す墨色が美しい。