小豆島農村歌舞伎 山中忍写真集

発行日 2008年11月17日
著 者 山中 忍
監 修 小山 保
発行所 山中眼科出版部
印刷所 あさひ高速印刷株式会社
並製本 230mm×220mm 84ページ
定 価 3,000円(本体2,858円+税)

神戸市で眼科を開業する山中忍さんが、江戸時代より200年以上続く伝統芸能、小豆島農村歌舞伎の写真集を上梓した。眼科医として忙しい日々をおくる合間をぬって小豆島へ通い写真を撮り続けて10年、農村歌舞伎の舞台、楽屋、そして子どもたちの豊かな表情をとらえた写真集には、伝統文化の魅力を伝えたいという山中さんの熱い思いが詰まっている。

山中眼科医院院長の山中忍さんが、小豆島農村歌舞伎に出会ったのは偶然だったという。慌ただしい日常から抜け出し休日に訪れた小豆島。そのゆったりとした風景、何百年も前にタイムスリップしたかのような農村歌舞伎、伝統芸能を守る島の人たち、そして何より純朴な子どもたちのエネルギーに魅せられ、学生時代から趣味としていた写真熱に再び火がついた。

「同じテーマを粘り強く撮り続ければきっと良い作品ができる」と恩師のアドバイスもあり、山中さんは休みの度に小豆島に通い続け、島の人たちと心を通い合わせて楽屋や奈落にも入り撮影を重ねた。演出撮影を一切せず写す子どもたちの生き生きとした姿や舞台裏の役者の微妙な表情をとらえた写真。およそ10年にわたり撮影活動に取り組み、数々のコンテストにも入選を果たした。

そして、長きに渡り温かく受け入れてくれた小豆島の人たちに喜んでもらえる写真集を作りたいとの思いで、約2年かけて作品集作成にとりかかった。90余点の作品1点ずつ丁寧に色校正を重ね、全ページ光沢のあるPP加工を施し、納得のいく美しい写真集がついに完成した。

写真集発刊を小豆島の人たちは心底喜んでくれた。また全国の郷土芸能に携わる人たちにも写真集を送ったところ、伝統文化を守っていく人たちとの交流の輪が広がり、思っていた何十倍もの効果があったと実感。おりしも、全日本郷土芸能協会主催で第19回全国地芝居サミットが、小豆島肥土山で5月に開催される。

「小豆島農村歌舞伎が、日本や世界にとってかけがえの無い貴重な財産である事を実感し、この写真集発行により、一人でも多くの方に、大切な我が日本の『和の精神』をお伝えする事が出来れば嬉しい」と語る山中さん、今後も限られた時間の中で、意欲的に小豆島農村歌舞伎を撮り続け、伝統芸能の大切さを訴えることにより世の中に貢献できればと考えている。

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