ラ・ビスタメール「すまいる」
ラ・ビスタ宝塚団地自治会 広報部

発行  ラ・ビスタ宝塚団地自治会
印刷  あさひ高速印刷株式会社
A4判  2~4ページ

阪神間の街並みを一望できる宝塚の高台に広がる、ラ・ビスタ宝塚団地。甲子園球場のほぼ12倍の広さの街に、2800世帯以上の人々が暮らしている。そして、宝塚最大の自治会であるラ・ビスタ宝塚団地自治会広報部の発行するラ・ビスタメール「すまいる」が、この街に暮らす人々のつながりを温かく手助けしている。

ラ・ビスタ宝塚の「LA・VISTA」はスペイン語で「眺望」。四季折々の街並みから大阪湾まで見渡せる眺めの良い高台に位置し、1990年入居が開始されて以来住民が増え、現在15のマンション棟と一部戸建地区に2800世帯余りが生活している。多くの住民で構成されるラ・ビスタ宝塚団地の自治会は、各棟から選出された役員によって運営され、総務部・会計・環境衛生部・体育文化部・防犯交通部・福祉厚生部・広報部に分かれ、住民全体の親睦交流や生活環境向上を目指して活動。その自治会活動の行事案内や報告、地域の情報を伝える役を担っているのが、広報部で作成しているラ・ビスタメール「すまいる」である。

 広報部では月に一度の部会で記事内容や発行スケジュールを相談し、11人の部員で手分けして、「ふれあいフェスティバル」、「親睦旅行」や「クリーン作戦」などの自治会行事に参加、取材をして写真を撮り記事を書く。割り付けしたものをあさひ高速印刷(株)でレイアウトし、校正を経て印刷され完成。地域の情報を楽しくカラフルに伝える「すまいる」が、広報部員の手により戸配されている。仕事や家事に忙しい部員がスケジュール通り「すまいる」を年4回発行するのに苦労はあるが、写真が載っていると喜ぶ子どもの声などを聞くとやりがいを感じるという。昨年、宝塚市のモデル地域として街路灯がいち早くLED照明に変わった記事を掲載すると、「なんとなく明るくなった理由がわかりました。改めて注目してみます」との声も寄せられた。

 「マンションに住み会社勤めをしているだけでは、なかなか地域の事に関わる機会がありません。広報誌を作成することにより、ラ・ビスタに住むいろいろな方と顔を合わすチャンスを与えていただき感謝しています」と明るく話すのは、忙しい時間をやりくりして広報部長を務める尾崎さん。マンションでプライバシーを盾に閉じこもりがちな風潮に対して、「すまいる」は人と人の触れ合いの大切さも伝えているのではないだろうか。

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