句集 百日紅 北口 進

発行日  平成31年2月
著 者  北口 進
印刷・製本 あさひ高速印刷㈱
A5判 208頁 並製本 私家版

 弊誌ウィズたからづかの俳句投稿者として、句を発表している北口進さんは62歳から俳句を始め、同人誌や結社で腕を磨き、平成27年からは自由に作句を続けている。平成の終焉と自身の喜寿の記念に、句集「百日紅」を上梓した。

 表紙はタイトルにもなっている「百日紅」を思わせる鮮やかなボタン色で、サイズは手に取りやすいA5判。句は年代別に分けられ平成18年から30年まで13の章ごとに一頁5句が収録されたゆとりあるレイアウトになっている。北口さん自身がパソコンで制作し、難しい漢字にはルビが振られ、詠んだ場所も明記され、誰でもが気軽に句に親しむことができる句集に仕上がっている。平成19年から同人誌「一粒」の会員として句会に参加後、赤尾兜子創設の結社「渦」では赤尾恵以氏に指導を仰ぎ、伝統俳句から現代俳句までを学んだ、とあとがきに記されている。退会後もフリーで句作を続け、趣味の囲碁とともに「人生を豊かにしてくれている」という。
 平成に詠んだ830句を平成最後の年に節目として句集に纏めた「百日紅」は77歳の北口さんを祝うにふさわしい価値ある句集と言えるのではないだろうか。

平成を真つ当に生く老の春
(平成30年の句)

次の代を喜寿より生きん冬帽子
(句集の最後に記された句)

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