パウロその旅と手紙 著者 渡邊 博

パウロ その旅と手紙
発   行 2012年4月
著   書 渡邊 博
印刷・製本 あさひ高速印刷㈱
A5判 100頁 並製本

新約聖書「使徒行伝(言行録)」「マルコ伝福音書」の邦訳をラテン語訳と英文ジェームス王欽定訳により比較し独自の見方をまとめ自費出版した宝塚在住の渡邊博さんが3冊目となる「パウロ その旅と手紙」を4月に発行した。

 「使徒行伝」の後半に登場するキリスト教設立の大立者、そして弟子や信徒たちへ宛てた手紙が数多く新約聖書に載せられているパウロ。そのパウロの旅と手紙とを前著と同じような手法で読み解いたもの。著者自身クリスチャンの家庭に育ったもののあまり熱心な信者ではなかったそうだが、語学に堪能で海外勤務などを経て、60歳にしてラテン語を学んだという経歴の持ち主。ラテン語を習得した渡邊さんは新約聖書の邦訳、ラテン語訳、英語訳の違いに興味をもって、まず「使徒行伝」に取り組み、2005年に「使徒行伝(言行録)」を、2010年には福音書では一番古いといわれる「マルコ伝福音書」を完成させた。「3冊目まで出版できるとは思っていなかった」というが、パソコンを駆使して「パウロ」に挑戦。パウロの3回に及ぶ宣教旅行とガラテア書、コリント書、ロマ書を場に応じ思い浮かんだ東西の物語りの断章も交えながら、独自の切り口で読み解いた。パウロは現トルコの東南部に生まれたユダヤ教徒で、復活のキリストを信仰する者たちを迫害するが、イエスのお告げにより回心、その様子を描いた宗教画「パウロの回心」など絵画にも数多く登場する。本書では回心後のパウロがアナトリア半島からギリシャを巡った宣教の旅、その間パウロが受けた迫害、それに関わるパウロの手紙、その背後事情、ルッター(ルーテル)などの関連する業績の一端、西暦一世紀に描かれたという世界地図、そしてパウロの旅を辿れる地図なども収録され、興味深い。聖書は原典からラテン語、英語など様々な言葉に翻訳され、時代の変遷も影響しており、「訳文に留まらず元の意味を考えながら読まれるように」と渡邊さんが自身で検証した貴重な一冊である。

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