宮西良子作品集
発行日:2014年1月30日
発 行:宮西信宏
編 集:山中純子
印刷・製本:あさひ高速印刷㈱
サイズ:210mm×210mm
雁垂れ製本 32ページ 私家版
ブルーの地にYoshiko.Mと墨文字で書かれたお洒落な表紙の作品集は、洋画に親しんでいた宝塚在住の宮西良子さんが1993年、第55回記念一水会展に初出品してから2010年までほぼ毎年入選した作品をはじめ、亡くなる2013年までに描いた花や風景、静物のうち35点が収められている。
良子さんのライフワークでもあった絵画を母の想い出に、と娘の純子さんが作品選びからデザイン、編集までを手掛け、絵が映えるよう紙質にもこだわり、色校正も出来るだけ原画に近づけるよう印刷会社と打ち合わせを重ねた。そして、イメージに近い形に仕上げられた。群生する力強い花々や風景に溶け込む花一輪を描いた一水会展入選作品を中心に花、風景、静物、そして最後に宮西良子さんのプロフィールとともに凛とした自画像。
「母の絵と母自身のイメージに合うかどうかに最も気を配りながら制作した」という想いが、ページをめくるごとに伝わってくる洗練された作品集である。
一周忌には作品集を手に宮西さんを偲び、想い出が語られた。
3月27日~30日には国際・文化センターで「宮西良子展」が開催され、宝塚市展に入賞した作品数点も展示される。また、会場では作品集も手にすることができる。