生い立ちから現在までを綴った 人生百年

発行2007年5月22日
著者堀口武彦
印刷・製本あさひ高速印刷株式会社
四六判124ページ上製本
ケース入り

芦屋で生まれ芦屋で育ち現在も芦屋に住む堀口武彦さんが、自らの歩いてきた道のりをふり返り自分史を執筆。全国高等学校野球選手権大会に優勝した芦屋高校時代の野球部メンバーや友人からの寄稿文も掲載され、堀口さんの生きた証が一冊の本に。

落ち着いたグリーンの表紙に金文字で『人生百年』と書かれた上製本。著者の堀口さんが、表紙の色や材質にもこだわり、一冊ずつ箱入りにして、格調高い自分史をあさひ高速印刷より出版した。

1935年芦屋に生まれ今年年男となる堀口さんは、自らの人生をふり返り、幼少期、青年期、社会人、楽しい老人と4章に分け、自身の半生を綴ることにした。思い入れが深いのは、昭和27年全国高等学校野球選手権大会に芦屋高校のショートとして出場し全国優勝を果たした事。青年期の章は野球中心で、当時の先輩やメンバーに、「友が語る芦高時代」として、思い出とともに堀口さんの印象を書いてもらった。この中には、優勝投手の植村義信氏(毎日オリオンズに入団、引退後は日本ハム監督も経験しプロコーチとして活躍)や、1年後輩で長年家族ぐるみの付き合いがあるという本屋敷錦吾氏(立教大では長嶋・杉浦とともに三羽ガラスといわれ、阪急・阪神で活躍)の名前もある。朝日新聞に掲載された優勝記念写真などもおりこみ、青春の1ページを垣間見ることができる。

2004年に自らが設立した会社を辞し、現在はボランティアとして外国人に日本語を教えながら、大学から始めたゴルフを趣味とする堀口さんは、これからの人生は楽しい老人として何をどうすべきかを考えて生きていく事が与えられた運命の使い方と語る。そして巻末には10ページの余白をとり、「人生百年」を手にした友人にも、思い出の日記を書くことを勧める工夫がされているのが面白い。

「元気に楽しく生きられる事を願い、平均寿命を期待しながら、これからの目標は良き友を失う事なく、新しい良き友を内外に作り良い思い出のみを残すように頑張りたいと考えています」前向きに人生を楽しむ堀口さんの自分史のページはまだまだ続くようだ。

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