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花粉症

そろそろ今年も花粉が気になる季節がやってきました。昨年の夏の平均気温は平年より高く、降水量は平年より少なかったため、多くの花芽が生育しており、この地域では花粉の飛散は例年並みか多くなるでしょうとの予報が発表されています。花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気で、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。現在、日本人の約20%が花粉症だといわれています。
 
この季節、風邪だと思っていたら花粉症だった、というケースも少なくありません。症状から見分けるポイントをあげてみますので気になる症状があればチェックしてみてください。
 
花粉症に大切なのは予防です。症状が出てから抗アレルギー剤やステロイドを使うより症状の出る前に予防的に飲んでおいたほうが症状の出現も遅く、また軽くすみます。結果として症状が強くなったときに使用するステロイド薬も少なくなります。一昔前の抗アレルギー薬は眠くなったり口が渇いたりと副作用がありましたが、今のお薬はそのような副作用も改善されています。
 
花粉の飛散が少なかった昨年と比較すると今春の花粉の飛散量は倍程度と予想されています。昨年症状が出なかった方も花粉症で過去につらい症状を経験した方はぜひ早めにかかりつけ医にご相談ください。

花粉症
風邪
透明でサラサラ。シーズン中続く。
鼻水
粘りがあり黄色っぽい鼻水に。
連続して何度も。
くしゃみ
長くて1週間。
かゆみがあり、充血することも。
ほとんどない。
頭が重く、ボーッとする。
その他
のどの伊丹や発熱も。
大西泰彦(おおにしやすひこ)先生
奈良医大付属病院、県立西宮病院などを経て市立松原病院では副院長兼産婦人科部長として勤務。現在、宝塚市にて大西レディスクリニックを開業、同院長。
http://www6.ocn.ne.jp/~gyn/
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