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花粉症

そろそろ今年も花粉が気になる季節がやってきました。年初の予報によれば、昨夏の気象条件から今年のスギ・ヒノキの花粉飛散量は昨年より若干少なく、時期については兵庫県南部ではスギが2月下旬から、4月に入りヒノキのピークと予測されています。

花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気で、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。現在、日本人の約20%が花粉症だといわれています。

この季節、風邪だと思っていたら花粉症だった、ケースも少なくありません。症状から見分けるポイントをあげてみますので気になる症状があればチェックしてみてください。

花粉症に大切なのは予防です。症状が出てから抗アレルギー剤やステロイドを使うより症状の出る前に予防的に飲んでおいたほうが症状の出現も遅く、また軽くすみます。結果として症状が強くなったときに使用するステロイド薬も少なくなります。一昔前の抗アレルギー薬は眠くなったり口が渇いたりと副作用がありましたが、今のお薬はそのような副作用も改善されていますので、過去につらい症状があったかたはぜひ早めにかかりつけ医にご相談ください。

大西泰彦(おおにしやすひこ)先生
奈良医大付属病院、県立西宮病院などを経て市立松原病院では副院長兼産婦人科部長として勤務。現在、宝塚市にて大西レディスクリニックを開業、同院長。
http://www6.ocn.ne.jp/~gyn/
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