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更年期障害

更年期になると多くの女性にさまざまな症状が見られるようになります。更年期はエストロゲンの急激な低下によるものに加えて生活環境や性格によっても症状の強さや種類に個人差があります。治療は、漢方薬、抗うつ薬など症状に合わせたお薬を使用する薬物療法やカウンセリングなどを行いますが、低下したエストロゲンを補うホルモン補充療法（ＨＲＴ）が一般的です。ＨＲＴはのぼせ、ほてり、発汗など多くの更年期症状に有効な上に、骨量減少も抑制されるので骨粗鬆症にもなりにくく充実した更年期を過ごすのに非常に有効な手段です。更年期の対処法にはさまざまなものがありますので症状を医師に相談してご自分にあった方法でいきいきと過ごしましょう。

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大西泰彦(おおにしやすひこ)先生
奈良医大付属病院、県立西宮病院などを経て市立松原病院では副院長兼産婦人科部長として勤務。現在、宝塚市にて大西レディスクリニックを開業、同院長。
http://www6.ocn.ne.jp/~gyn/
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