上方落語四天王絵はがき

製作:上方伝統食品事業協同組合
印刷:あさひ高速印刷㈱
定価:1,000円
問合せ先:ウィズたからづか編集部

 上方落語界の悲願だった落語の定席として2006年、60年ぶりに関西に復活した「天満天神繁昌亭」。そこには戦後の上方落語界を支え、今の隆盛を築いた四天王、桂米朝、笑福亭松鶴、桂春團治、桂文枝の似顔絵が飾られている。落語家の似顔絵を描き続けている宝塚在住のイラストレーター、成瀬國晴氏の手になるもので、7月には「画・成瀬國晴、寄席文字・橘右佐喜」により制作された「上方落語四天王絵はがき」が繁昌亭で販売されることになった。

 上方落語協会会長桂三枝師匠のもと、民間の協力を得て、天満宮の境内の一角に復興した落語の定席「天満天神繁昌亭」は、朝席、昼席、夜席があり、いつでも落語が楽しめる大阪の新名所になっている。そのロビーではお土産として様々なグッズが販売され、成瀬國晴氏が「笑」の文字をイラスト化した手拭いや湯呑に続き、7月からは四天王の特徴を捉えた似顔絵が描かれたポストカード「上方落語四天王絵はがき」がグッズに加わった。戦後、消えかけていた上方落語の復興に尽力し、今では200人もの落語家が活躍する上方落語界を築き上げた四天王に対する敬意のもとに上方落語会の更なる発展を祈り、この絵はがきが制作された。

 絵はがきは和の風合いを出すために用紙はモデラトーンを使用、オフセットで印刷され、上品な仕上がりになっている。「インキを吸い込みやすい紙だったので色を出すのに、何回か色校正を重ね、苦労しましたが、橘右佐喜さんの寄席文字の墨も綺麗に出ました」とイラストレーターの成瀬氏。寄席文字と成瀬氏のイラストがコラボした味わいのある絵はがきは天満天神繁昌亭にふさわしいグッズとして人気を呼んでいる。

 9月3日(土)、4日(日)、落語にゆかりのある生國魂神社で開催される「彦八まつり」(上方落語協会主催)の繁昌亭ブースでも販売される。

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