発行日2007年5月1日
発行者株式会社ピュア・アート
撮影由佐隆司
(アイプロダクト主宰)
印刷あさひ高速印刷株式会社
225×29558ページ
並製本
斉藤和さんの「作品集絵言葉」の表紙は、1992年いのち賛歌 日本画百人展優秀佳作に選ばれた作品「久遠」、淡い色調と繊細な筆づかいで描かれた情景に誰もがひきつけられる。
斉藤さんは1960年京都府生まれ、1987年京都市立芸術大学日本画専攻を卒業、京都嵯峨野に住まう新進気鋭の画家である。全国各地で個展を開くほか、伏見稲荷大社に献画、NHK金曜時代劇「五瓣の椿」にて浮世絵制作指導など活躍、情感あふれる作品にファンも多い。この度、心やすらぐ情景を描く作品の中から58点を厳選し、株式会社ピュア・アートが作品集を発行した。作品集は氏の作品を所蔵したユーザーに配布し、その結果リピーターが生まれ、相乗効果として力強いファンづくりとなっている。
15年位前から展覧会で氏の作品を見続けているという平光明彦氏(前岐阜県立美術館長)も、まえがきで「一ツ月」について「光の機微をしっかりととらえて一層の心象の深まりに大地の鼓動を感じる」と評している。
来年度も全国各地の画廊で氏の個展が予定されており、この作品集を機にさらなる飛躍が期待される。