2017年05月号 Vol.371

●特集　植木のまち・宝塚が華やぐ春

●市民のラジオ局　FM宝塚83.5

●フェアリーインタビュー
野々花 ひまりさん

●シリーズ・人権をまちからinたからづか

●宝塚イベント情報（宝塚市文化財団）

●インフォメーション

●宝塚の歴史を歩く

●ウィズ通信

●鉄斎美術館「鉄斎－人物画の魅力－」

●メディカル　コラム

◆再発見、ＭＹ宝塚【高碕記念館】
岩佐倫太郎　美術評論家
ブログ http://iwasarintaro.hatenablog.com/

阪急の雲雀丘花屋敷駅。改札を出てほんの数分、山の方に登るだけで旧高碕邸に着く。そこからの眺めは、「こんな風景が宝塚に！」と驚くほど天国的だ。5月なら薔薇の咲き乱れる芝生の庭の向こうに、池田の山々が緑のボリュームたっぷりに連なり、眼下には猪名川が流れて大阪平野に注ぐのが見えるだろう。有名な建築家、ヴォ―リズ設計の洋館を見に出かけたつもりが、雄大なランドスケープに心奪われてしまった。建築について一言コメントしておくと、プロテスタントらしい慎ましやかさが、デザインの品格に現れチャーミングだ。特に酪農家のような腰折れ屋根は見どころ。庭は毎週、火曜から日曜まで公開。建物の内覧は（公）東洋食品研究所へ予約のこと。

宝塚の情報誌ウィズたからづか

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