花組 鳳 真由
- 「ファントムは憧れの役。演じられてうれしいです」と、花組宝塚大劇場公演『ファントム』の新人公演で、主役ファントムに決まった研7の鳳真由さん。鳳真由さんは初舞台を踏んだ翌年の2006年6月、花組で再演された『ファントム』に出演した。2度目になる今回は新トップスター蘭寿とむが率いる新生花組披露公演として6月24日に開幕。鳳真由さんは蘭寿とむ演じるファントムの従者役で得意のダンスを披露している。 「・・・
花組 望海 風斗
- 『麗しのサブリナ』と言えば、56年前のオードリー・ヘップバーン主演映画が有名。ヘップバーンが身に着けていた細身のパンツがサブリナパンツとして大流行、今夏、宝塚歌劇団花組によりオシャレでロマンチックなミュージカルとして蘇った。宝塚大劇場で8月30日まで、東京宝塚劇場で9月17日から1ヵ月間上演される。 富豪の実業家ライナス・ララビーと、弟のデイヴィッド、そしてララビー家の運転手の娘サブリナが繰り広・・・
花組 壮 一帆
- 話題作『相棒』の神戸尊を1月22日に演じ終えた花組男役スターの壮一帆さんが、1月下旬には、宝塚大劇場公演『虞美人』の稽古に入った。長与善朗原作の戯曲「項羽と劉邦」をもとに白井鐵造が脚本・演出を担当した『虞美人』は1951年に初演。宝塚歌劇団初の一本立てミュージカルであり、項羽役の春日野八千代らメインキャストが本物の馬に乗って登場したことでも有名なこの作品は、宝塚ブームを起こし、3か月連続ロングラ・・・
星組 真風 涼帆
- 入団して4年目だが、すでに2作品の新人公演で主役を演じている。175センチの長身、面長な顔立ち、温かみのある切れ長の目、引き締まった口元、物怖じしない度胸のよさ。星組の真風涼帆さんは恵まれた資質をもつ大型新人だ。元旦に初日を迎えた宝塚大劇場公演『ハプスブルクの宝剣-魂に宿る光-』『BOLERO』に出演中である。 『ハプスブルクの宝剣』で実在したカール・アレクサンダー・フォン・ロートリンゲンを演じ・・・
花組 未涼 亜希
- 「『ベルサイユのばら』で1番やりたかった役がベルナール・シャトレ。彼は革命派の新聞記者ですが、闇夜で活躍する黒い騎士と呼ばれる義賊でもある。アンドレの目を傷つけてしまうので、アンドレ側の視点からみると複雑な思いが絡む役かもしれませんが、本来ベルナールにはロザリーへの愛やオスカルとの友情があり、民衆のリーダーとして貴族と闘い続ける熱い人間です。そんなベルナールの姿に魅力を感じています」と、未涼亜・・・
花組 朝夏 まなと
- 「ショーの1場面で女役に扮したことはありますが、お芝居では初めてなんです。声の出し方も仕草も、新しい引き出しが必要でした」と、花組の男役・朝夏まなとさん。梅田芸術劇場メインホールで7月4日から20日まで上演中の花組公演『ME AND MY GIRL』で、公爵夫人の娘ジャクリーンを演じている。 「ジャクリーンは、行方不明になっていたヘアフォード伯爵家の世継ぎビルが見つかると、婚約者のジェラルドに・・・
雪組 凰稀 かなめ
- 2008年5月、宝塚バウホール公演『凍てついた明日』の主役クライド・バロウを演じた凰稀かなめさんの、どの場面、どの一瞬を切り取っても絵になる美しさに、感嘆した。 もちろん身体的な美貌だけではこうはいかない。役者としての説得力、内面を表現する男役の存在感があればこそなのだ。 その前年、2007年10月、シアター・ドラマシティ公演『シルバー・ローズ・クロニクル』で演じた準主役クリストファー・クレ・・・
花組 朝夏 まなと
- 宝塚歌劇が95周年を迎えた2009年元旦、宝塚大劇場では話題の大作、花組公演『太王四神記』―チュシンの星のもとに―の幕が上がった。四神の一人、チュムチを演じているのが、朝夏まなとさん。まっすぐのびた竹のようにさわやかな大型新人である。 「本公演でストーリーに絡む大きな役は初めてです」と、晴れ晴れした口調で話すが、2002年4月、『プラハの春』で初舞台を踏んで以来、新人公演主演を4回、宝塚バウホー・・・
花組 愛音 羽麗
- 花組の愛音羽麗さんは、とりわけ美しい男役だ。 その上、お会いした最初の一言で、まるで以前からの知己であるかのような錯覚を抱かせるトークの達人でもある。といっても、単に話術がうまいという平凡な話ではない。愛音羽麗さんがトークの達人である最大の点は、ご自身がごく自然体で相手の構えた気持ちをあっという間に取り払ってしまうかのようになごませてくれること。 そんなナチュラル系の愛音羽麗さんが一旦、舞台に・・・