宙組 鷹翔 千空
- 新トップ真風涼帆が率いる新生宙組披露公演が宝塚大劇場で3月16日、初日を迎える。演目は小学館発行の「少女コミック」で絶大な人気を誇った篠原千絵氏の「天は赤い河のほとり」を、宝塚歌劇団座付き演出家・小柳奈穂子氏がミュージカル化した『天は赤い河のほとり』と、日本を代表するレビュー作家・岡田敬二氏のロマンチック・レビュー・シリーズ第20弾『シトラスの風―Sunrise―~Special Version・・・
星組 有沙 瞳
- 3月10日から4月17日まで、宝塚大劇場では大人気の傑作ミュージカル『THE SCARLET PIMPERNEL』を上演中。1997年にブロードウェイで初演した『THE SCARLET PIMPER NEL』が、宝塚バージョンのオリジナルを加えて日本初上演したのが2008年。この時の星組公演は第16回読売演劇大賞優秀作品賞、第34回菊田一夫演劇大賞を受賞した。2010年には月組でも上演。絶賛を博・・・
月組 夢奈瑠音
- 話題のミュージカル『グランドホテル』の新人公演で主役フェリックス・フォン・ガイゲルン男爵を演じるのは、2010年に初舞台を踏んだ第96期生の夢奈瑠音さん。最後の新人公演で大きなチャンスをつかんだ。 「主役のお話をいただいた直後は、信じられないという驚きでいっぱいでしたが、すぐにラストチャンスを与えていただいたことへの感謝の思いがこみ上げてきました。月組の新トップスター珠城りょうさんのお披露目公・・・
宙組 和希そら
- 全編がすばらしい楽曲で綴られたウィーン発のミュージカル「エリザベート」が、宝塚歌劇団により日本初演の幕を上げたのが1996年。黄泉の帝王トートを主役においた宝塚版『エリザベート―愛と死の輪舞―』の独特の世界観は、忽ち観客を魅了した。再演を重ね、上演回数899回、観客動員数216万人を達成。宝塚歌劇初演から20周年を数える今年、待望の宙組宝塚大劇場公演『エリザベート―愛と死の輪舞―』が7月22日に初・・・
月組 朝美 絢
- 6月10日、宝塚歌劇団月組トップスター龍真咲の退団公演『NOBUNAGA〈信長〉―下天の夢―』『Forever LOVE‼』の幕が上がった。7月18日まで宝塚大劇場、8月5日から9月4日まで東京宝塚劇場で上演。 ロック・ミュージカル『NOBUNAGA〈信長〉―下天の夢―』で初めての女役に挑戦しているのが第95期生の男役スター朝美絢さん。「ショーでは何度か女役で踊ったことがありますが、お芝居では・・・
月組 叶羽 時
- 熱帯地方独特の湿ったけだるい空気がまとわりつくサイゴンで海軍将校シャルルが出会った踊り子マノンは、社交界で男たちの心を次々に捉える黒髪の美少女だった―。 2015年の掉尾を飾る宝塚大劇場公演は、月組にとって久しぶりのオリジナル・ミュージカル『舞音―MANON―』~アベ・プレヴォ「マノン・レスコー」より~と、新作ショー『GOLDEN JAZZ』の2本立て。バレエやオペラ作品としてもよく知られてい・・・
星組 綺咲愛里
- 新トップスター北翔海莉と新トップ娘役の妃海風を中心とする新生星組公演『ガイズ&ドールズ』“GUYS&DOLLS”が8月21日、宝塚大劇場でスタートする。1950年にブロードウェイで幕を上げ、ミュージカル・コメディの傑作中の傑作と言われる『ガイズ&ドールズ』の宝塚版が、大地真央のスカイと黒木瞳のサラで初演の幕を上げたのが1984年。02年の再演も大好評を得て、再度の上演が待ち望まれていた。 9月・・・
月組 早乙女わかば
- 宝塚歌劇101年目に当たる今年の宝塚大劇場は雪組公演に始まり、星組、花組と続き、いよいよ月組による1本物大作、スペクタクル・ミュージカル『1789 ︱バスティーユの恋人たち︱』が4月24日に初日を迎える。2012年にパリで初演され、絶賛を博したフレンチ・ロック・ミュージカルを宝塚歌劇団の座付演出家・小池修一郎氏が潤色・演出した宝塚バージョンで、これが日本初演である。トップスター龍真咲が演じるのは・・・
月組 珠城りょう
- 1992年に月組で初演後、再演が待ち望まれていた『PUCK』が、100周年の年に甦った。9月26日から11月3日まで宝塚大劇場で上演中だ。『PUCK』は、宝塚歌劇団座付演出家の小池修一郎氏がシェイクスピアの「真夏の夜の夢」に登場する妖精パックを主人公に描いた、コミカルでファンタジックな宝塚歌劇の名作である。幕開けに、松任谷由実氏の作曲による主題歌「ミッドサマー・イヴ」が流れてくる。すると忽ち、観・・・
星組 柚希礼音
- 宝塚歌劇の初公演は1914年。その時から数えて2014年は100周年。世紀のカウントダウンが始まった2013年12月上旬、100周年記念公演第1作『眠らない男・ナポレオン―愛と栄光の涯に―』に主演する星組トップスター柚希礼音さんは黒いシャツ、ジャージレギンスにブーツというスタイルで会場に姿を見せ100周年の幕開けにナポレオンを演じる心境を語り始めた。 「宝塚歌劇100周年の記念公演第1本目を・・・
月組 宇月 颯
- 月組トップスター霧矢大夢とトップ娘役の蒼乃夕妃の退団公演『エドワード8世』『Misty Station』が、3月5日まで宝塚大劇場で上演中。英国王エドワード8世の「王冠を賭けた恋」を描いた『エドワード8世』で、フレッド・アステアを演じているのが宇月颯さんだ。 「トップさんの退団公演となり、寂しい気持ちでいっぱいですが、私たちには舞台を創り上げる責任があります。霧矢さんが稽古の集合日におっしゃっ・・・
月組 紫門 ゆりや
- 8月16日、午後6時。紫門ゆりやさんが主演する新人公演『アルジェの男』の幕が上がる。2005年『エンター・ザ・レビュー』で初舞台を踏んだ紫門ゆりやさんにとって最後の新人公演だ。研5の2009年5月『エリザベート』新人公演で霧矢大夢が演じるフランツ・ヨーゼフ役に抜擢されて以来、2010年4月『THE SCARLET PIMPERNEL』新人公演のショーヴラン、同年9月『ジプシー男爵』新人公演の・・・
月組 龍 真咲
- フランス革命を描いた宝塚歌劇と言えば『ベルサイユのばら』。何バージョンも創られ、繰り返し再演され、外伝まで描かれた絢爛豪華な宝塚歌劇の代表作だが、2008年、全く別物の冒険活劇が登場した。星組で初演された『THE SCARLET PIMPERNEL』である。大ヒットしたブロードウェイ・ミュージカルの宝塚バージョンで、イギリス貴族がフランス国王の遺児ルイ・シャルルを救出するために秘密結社を組織して・・・
星組 真風 涼帆
- 入団して4年目だが、すでに2作品の新人公演で主役を演じている。175センチの長身、面長な顔立ち、温かみのある切れ長の目、引き締まった口元、物怖じしない度胸のよさ。星組の真風涼帆さんは恵まれた資質をもつ大型新人だ。元旦に初日を迎えた宝塚大劇場公演『ハプスブルクの宝剣-魂に宿る光-』『BOLERO』に出演中である。 『ハプスブルクの宝剣』で実在したカール・アレクサンダー・フォン・ロートリンゲンを演じ・・・
星組 紅 ゆずる
- 宝塚歌劇95周年の初夏を彩る宝塚大劇場公演『太王四神記 Ver.II』―新たなる王の旅立ち―が、いよいよ6月26日に初日を迎える。ペ・ヨンジュン主演で話題になった韓国歴史ファンタジードラマ「太王四神記」を、宝塚歌劇団が世界で初めてミュージカル化したのが『太王四神記』―チュシンの星のもとに―。韓国ドラマ初の宝塚歌劇化であり、今年1月、花組で上演されてダイナミックかつ幻想的な舞台が大好評を得た。 ・・・
星組 涼 紫央
- 宝塚歌劇95周年の第二弾は、星組主演スター安蘭けいと遠野あすかのサヨナラ公演、『My dear New Orleans』―愛する我が街―と『ア ビヤント』の二本立てである。トップのラストステージは宝塚歌劇の中でも特別、感慨があるものだが、3年前の取材でキュートな笑顔を絶やさず、よどみなく話してくださった星組の涼紫央さんが、今回は憂いを湛えた美しい横顔を見せて静かに話し始める。 「退団者が多く、・・・
星組 立樹 遥
- 宝塚スターの輝きは、年月をかけた自己練磨の賜物だ。一瞬できれいになるとか、お金持ちになれるなどというのは嘘である。仮に一瞬で得たものがあったとしても一瞬のうちに失い、決して幸せをもたらすことはない。 宝塚スターは才能や運に頼らず、鮮明な目標を持って日々邁進する。弱さから目を逸らさず、自身を鍛えぬく強さを手にして、内部から輝き出すのである。 「くさるのは簡単です。でも卑屈になってナイーブにネガティブ・・・
星組 麻尋 しゅん
- 2002年4月、『プラハの春』で初舞台を踏んだ麻尋しゅんさんは、翌年『王家に捧ぐ歌』の新人公演で、準主役の王女アイーダ役に抜擢された。イタリアの作曲家ヴェルディのオペラ「アイーダ」の宝塚バージョンで、全編を歌で綴った、斬新な意欲作だ。 「アイーダ役を頂いた時は、うれしくてうれしくて。ただ音楽学校時代から勉強してきたのは男役の歌唱。キーの高い娘役の歌をうたうと蚊のなくような声しか出ないんです。声が・・・