花組 城妃美伶
- 宝塚大劇場では11月9日まで、花組による『新源氏物語』―田辺聖子作「新源氏物語」より―と『Melodia―熱く美しき旋律―』の2作品を上演中。『新源氏物語』は1981年に初演し、89年に再演されて大好評を博した作品だ。深まり行く秋の中で久々に、きらびやかな王朝文学の世界がドラマティックに繰り広げられている。光源氏と葵の上の息子である夕霧の正室・雲井の雁に扮しているのは、2011年に初舞台を踏んだ・・・
雪組 大湖せしる
- 2015年1月1日、宝塚大劇場雪組公演『ルパン三世―王妃の首飾りを追え!―』『ファンシー・ガイ!』の初日の幕が上がる。宝塚歌劇101周年のスタートだ。新生雪組を率いるのは新トップスター早霧せいな。新トップ娘役は2010年に初舞台を踏んだ咲妃みゆである。 『ルパン三世』はモンキー・パンチ氏の原作を座付作者・小柳奈穂子氏が脚本・演出を担当し、世界に先駆けてミュージカル化したお洒落な作品。どなたがど・・・
星組 礼 真琴
- 宝塚歌劇100周年の幕開けを1本物の大作で飾った星組が7月18日から1ヵ月間、『The Lost Glory−美しき幻影−』『パッショネイト宝塚!』の豪華な2本立てで宝塚大劇場に登場。『The Lost Glory−美しき幻影−』は、座付作者の植田景子氏がシェイクスピア4大悲劇の一つ「オセロー」をイメージモチーフにして第一次世界大戦後のニューヨークを舞台に新しく書き下ろしたオリジナルミュージカル・・・
月組 沙央くらま
- 宝塚歌劇100周年に湧く宝塚大劇場では、月組による豪華な三本立てを上演中。華やかな祝典舞踊、初々しさ溢れる第100期初舞台生ラインダンス、華麗でゴージャスな100人の大ロケットなど、宝塚歌劇のエッセンスに満ちたすばらしい舞台だ。中でも伝統の継承と挑戦というコンセプトのもと、二つのテーマを果敢に融合させた革新的な『宝塚をどリ』は、日本物レビューの栄えある未来を約束させる力作である。 「雪組時代に・・・
星組 柚希礼音
- 宝塚歌劇の初公演は1914年。その時から数えて2014年は100周年。世紀のカウントダウンが始まった2013年12月上旬、100周年記念公演第1作『眠らない男・ナポレオン―愛と栄光の涯に―』に主演する星組トップスター柚希礼音さんは黒いシャツ、ジャージレギンスにブーツというスタイルで会場に姿を見せ100周年の幕開けにナポレオンを演じる心境を語り始めた。 「宝塚歌劇100周年の記念公演第1本目を・・・
月組 煌月 爽矢
- 「ショ―などで男役が1場面だけ女性に扮して踊ることがあります。素敵だな、私もやってみたいなと思っていましたが、『ロミオとジュリエット』で通し役の“愛”を演じることになるとは想像もしていませんでした」と、煌月爽矢さん。宙組公演『NEVER SAY GOODBYE』で2006年、初舞台を踏んだ第92期生の男役スターだ。 6月22日、新生月組披露公演『ロミオとジュリエット』が宝塚大劇場で初日を迎え・・・
雪組 彩凪 翔
- 雪組の、若手男役スター彩凪翔さんにとって、2011年は飛躍の年だ。 1月、宝塚大劇場公演『ロミオとジュリエット』の新人公演で、新生雪組2番手の早霧せいなが演じるマーキューシオ役に挑んだ彩凪翔さんは、4月、宝塚バウホール公演『ニジンスキー』で初めて娘役に扮し、その美しさを披露した。そして7月には、バウ・ワークショップ『灼熱の彼方』~「オデュセウス編」と「コモドゥス編」~の「コモドゥス編」に主演・・・
宙組 未涼 亜希
- 1月31日まで宝塚大劇場で上演中の新生雪組披露公演『ロミオとジュリエット』に、未涼亜希さんがベンヴォーリオ役で出演している。花組から雪組に異動して初めての舞台である。未涼亜希さんは1998年4月、新たに組織された宙組のお披露目公演『シトラスの風』で初舞台を踏み、翌年花組に配属後、昨年10月までずっと花組で活躍してきた。もちろん生え抜きだからといって組替えに無縁ではないのだが、未涼亜希さんご自身も「・・・
雪組 沙央 くらま
- 1月1日、音月桂を新トップとする新生雪組披露公演、ミュージカル『ロミオとジュリエット』が宝塚大劇場で初日を迎える。シェイクスピアの同名原作を、ジェラール・プレスギュルヴィックが現代的解釈でミュージカル化したのがオリジナル。2001年、フランス「パレ・デ・コングレ・ドゥ・パリ大劇場」での初演後、世界各地で上演され続けている大ヒット作品だ。小池修一郎氏が宝塚的に潤色・演出し2010年7月、宝塚歌劇団星・・・
花組 愛音 羽麗
- 花組の愛音羽麗さんは、とりわけ美しい男役だ。 その上、お会いした最初の一言で、まるで以前からの知己であるかのような錯覚を抱かせるトークの達人でもある。といっても、単に話術がうまいという平凡な話ではない。愛音羽麗さんがトークの達人である最大の点は、ご自身がごく自然体で相手の構えた気持ちをあっという間に取り払ってしまうかのようになごませてくれること。 そんなナチュラル系の愛音羽麗さんが一旦、舞台に・・・
花組 彩吹 真央
- 雪組の強力な2番手、彩吹真央さん。確実にチャンスを生かし、キャリアを積み上げてきたスターである。その彩吹真央さんが、「いつもの彩吹、という固定したイメージではなく、自分らしさは日々、新鮮にと心がけています」 雪組に戻って3度目になる宝塚大劇場公演『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』のオリジナル二本立てに臨み、そう語る。変わらぬ自分らしさと、常に新鮮である自分。これら異質の物を一つに融合させるのは容・・・