宙組 純矢ちとせ
- 新トップスター朝夏まなとが率いる新生宙組公演『王家に捧ぐ歌』―オペラ「アイーダ」より―が6月5日、宝塚大劇場で初日を迎えた。ヴェルディのオペラ「アイーダ」を新たな脚本と音楽で綴った宝塚バージョンが初演されたのは2003年。第58回芸術祭優秀賞を受賞した名作が12年ぶりに再演され、第89期生の純矢ちとせさんがエジプト王ファラオの娘アムネリスに仕える女官ワーヘドを演じている。 「女官ワーヘドはアムネ・・・
月組 凪七瑠海
- 宝塚少女歌劇の初公演が行なわれたのは1914年4月1日。100周年を迎えた今春の宝塚大劇場公演は月組による『宝塚をどり』『明日への指針―センチュリー号の航海日誌―』『TAKARAZUKA花詩集100‼』の三本立て。日本絵草紙『宝塚をどり』には各組のトップスターが、そしてグランド・レビュー『TAKARAZUKA花詩集100‼』には各組のトップコンビが特別出演し、恒例の初舞台生ラインダンスを第100・・・
宙組 凪七 瑠海
- 5月20日から始まる宝塚大劇場公演は、第32回松尾芸能賞優秀賞を受賞したトップスター大空祐飛が率いる宙組による歴史ロマン『美しき生涯』―石田三成 永遠の愛と義―、そしてレヴュー『ルナロッサ』―夜に惑う旅人―の2本立てである。『美しき生涯』は、人気脚本家・大石静氏による書下ろし。主題歌も大島ミチル氏が作曲した話題作だ。演出は石田昌也氏。 「宙組は石田先生とご縁があり、大劇場公演では『維新回天・・・・
月組 明日海 りお
- 4月11日まで宝塚大劇場で月組により上演中のミュージカル『バラの国の王子』の原作は、フランスの作家ボーモン夫人が書いた寓話「美女と野獣」。「美女と野獣」はディズニーのアニメーション映画でもよく知られているが、『バラの国の王子』では魔法で野獣に姿を変えられた王子と心やさしい娘ベルとの気持ちの結びつきが丁寧に描かれ、人間味あふれる物語が展開する。台詞のほとんどが歌で綴られた、感動的なミュージカルだ。・・・
星組 美弥 るりか
- 宝塚歌劇の中でも日本物レビューが観られる機会はそう多くない。しかも秋の踊りとなると、次の上演はまた何年か先になるだろうという思いに急かされ、つい劇場に通うことになる。「日本物のお稽古は久しぶりで、感覚を取り戻すのに少し時間がかかりましたが、専科の松本悠里先生が出演されていますので、この機会に少しでも上達できるように、しっかり勉強したいと思います」と、星組の男役スター美弥るりかさん。 星組では2・・・
花組 望海 風斗
- 『麗しのサブリナ』と言えば、56年前のオードリー・ヘップバーン主演映画が有名。ヘップバーンが身に着けていた細身のパンツがサブリナパンツとして大流行、今夏、宝塚歌劇団花組によりオシャレでロマンチックなミュージカルとして蘇った。宝塚大劇場で8月30日まで、東京宝塚劇場で9月17日から1ヵ月間上演される。 富豪の実業家ライナス・ララビーと、弟のデイヴィッド、そしてララビー家の運転手の娘サブリナが繰り広・・・
雪組 蓮城 まこと
- 宝塚大劇場雪組公演『ロシアン・ブルー』『RIO DE BRAVO!!』が7月31日、初日の幕を開けた。主演の水夏希が新しい相手役・愛原実花と初めて組む新生雪組披露公演だ。 そのスクリューボール・コメディ『ロシアン・ブルー』―魔女への鉄槌―の新人公演が18日に行われ、蓮城まことさんが主演する。「私にとって最後の新人公演。再び主役のチャンスをいただき、幸せです。悔いなくできるよう、がんばります」 ・・・
月組 明日海 りお
- 源氏物語「宇治十帖」を舞台化した『夢の浮橋』で、研6の明日海りおさんが主役・匂宮を演じる。12月2日に行なわれる新人公演でのことだ。 「匂宮は月組主演男役・瀬奈じゅんさんの魅力に合った艶っぽい役。自分には大きすぎる役ですが、ベストを尽くします。日本物なので、まず着物の着こなしが大事。大きな衣装にとらわれすぎず、自由に動けるようになりたいと思います」 宝塚歌劇の中でも日本物は数少なく、明日海りお・・・
月組 龍 真咲
- ロンドンの下町ランベスに住むビルは、長年行方不明になっていた伯爵家の世継ぎ。一族の後継人による行儀教育が始まるが、ビルは身を引く恋人サリーを追ってランベスへ。軽快でハッピーなミュージカル『ME AND MY GIRL』が5月5日まで宝塚大劇場で上演中。 今春、研8になった月組の龍真咲さんにとって、特別な思い出のある舞台だ。 「1995年、天海祐希さん主演の舞台を何度も観ました。チケットが当たるとい・・・