宙組 鳳翔 大
- 6月21日まで宝塚大劇場では、宙組による久々のコスチューム物『TRAFALGAR(トラファルガー)』とショー『ファンキー・サンシャイン』を上演中だ。 宝塚歌劇にはコスチューム物というジャンルがあり、宝塚歌劇検定公式基礎ガイド本によると「洋物の歴史物で、いわゆる中世の軍服や豪華な輪っかのドレスなどの衣装を着るようなお芝居のこと」とある。対して「スーツ物」とは、宙組の前作『カサブランカ』のように男・・・
宙組 早霧 せいな
- 「新人時代に、悩みや苦しみをたくさん味わい、あがき、がんばる過程がすごく大事なんです」と、宙組・男役スター早霧せいなさんは話し始める。 「毎公演1回、入団7年目までの新人だけで本公演どおりに演じる新人公演があります。 上級生が演じていらっしゃる役をさせていただくので、全員が自分の技量よりも大きい役に挑戦することになります。舞台で見る上級生のすばらしい演技と、稽古場の鏡で見る自分の演技。そのギャップ・・・
宙組 七帆 ひかる
- 今年の前半、七帆ひかるさんは対極的ともいえる、異なる色の役を演じている。『黎明の風~侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦~』の打田友彦役と、『雨に唄えば』のロスコー・デクスター役だ。 「打田友彦は、白洲次郎と同郷の後輩で近衛文麿の秘書官、終戦連絡中央事務局(CLO)の職員で、白洲役の轟さんとはほとんど同じ場面でご一緒させていただきました。轟さんのお芝居は毎回、微妙に違って新鮮なんです。芝居はキャッチボ・・・