宙組 凪七 瑠海
- 5月20日から始まる宝塚大劇場公演は、第32回松尾芸能賞優秀賞を受賞したトップスター大空祐飛が率いる宙組による歴史ロマン『美しき生涯』―石田三成 永遠の愛と義―、そしてレヴュー『ルナロッサ』―夜に惑う旅人―の2本立てである。『美しき生涯』は、人気脚本家・大石静氏による書下ろし。主題歌も大島ミチル氏が作曲した話題作だ。演出は石田昌也氏。 「宙組は石田先生とご縁があり、大劇場公演では『維新回天・・・・
宙組 蓮水 ゆうや
- アーネスト・ヘミングウェイの長編小説『誰がために鐘は鳴る』を宝塚歌劇団が世界で初めて舞台化したのが32年前。宙組による再演が2010年11月12日、宝塚大劇場で始まった。柴田侑宏氏による初演の脚本・演出に、木村信司氏の新演出が加わった再演版は、新曲も複数あり、すべてのダンスの振付が新しくなっている。初演を観た人には、違いを数える楽しみも大きいだろう。 『誰がために鐘は鳴る』は、1936年に始まっ・・・
雪組 早霧 せいな
- 小さい頃から身体を動かすことが大好きだった。中学ではソフトボール、高校ではバレーボールに熱中した。根っからの、体育会系だ。早霧せいなとして宙組公演『ベルサイユのばら2001』で初舞台を踏んだ日から10年。ハートの熱さを内に秘めた、軽快な身のこなしに、独特の個性が薫る男役である。 そんな早霧せいなさんが、これまでの動のイメージを一新させた。 「クラウスは、自分がこれまであまり演じてこなかった静か・・・
宙組 早霧 せいな
- 「新人時代に、悩みや苦しみをたくさん味わい、あがき、がんばる過程がすごく大事なんです」と、宙組・男役スター早霧せいなさんは話し始める。 「毎公演1回、入団7年目までの新人だけで本公演どおりに演じる新人公演があります。 上級生が演じていらっしゃる役をさせていただくので、全員が自分の技量よりも大きい役に挑戦することになります。舞台で見る上級生のすばらしい演技と、稽古場の鏡で見る自分の演技。そのギャップ・・・