宙組 七帆 ひかる
- 今年の前半、七帆ひかるさんは対極的ともいえる、異なる色の役を演じている。『黎明の風~侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦~』の打田友彦役と、『雨に唄えば』のロスコー・デクスター役だ。 「打田友彦は、白洲次郎と同郷の後輩で近衛文麿の秘書官、終戦連絡中央事務局(CLO)の職員で、白洲役の轟さんとはほとんど同じ場面でご一緒させていただきました。轟さんのお芝居は毎回、微妙に違って新鮮なんです。芝居はキャッチボ・・・
専科 轟 悠
- 身を削るような、たゆまぬ鍛錬から生まれた男役の芸。タカラヅカのTHE TOP OF TOP・轟悠さんの舞台姿には、侵しがたい尊厳が感じられる。 宝塚の至宝・春日野八千代の継承者として、雪組トップスターを経て専科に移籍したのが、宝塚歌劇88周年の2002年2月。同年、日生劇場公演『風と共に去りぬ』に主演。第28回菊田一夫演劇賞と第12回日本映画批評家大賞ミュージカル賞を、00年『凱旋門』のラヴィッ・・・