専科 萬 あきら
- 幅広く、いろんな役を演じてきたが、ベースはずっと二枚目。専科の萬あきらさんは、ミステリアスな大人の男の色香を立ち姿だけで感じさせる稀有な男役だ。今でも鮮明に思い出すのは1993年『グランドホテル』のジゴロ役。若央りさ演じる公爵夫人とのダンス場面に息もできないほどドキドキさせられた。当時、萬あきらさんはダンス専科。その後、2008年『夢の浮橋』での光源氏などを演じ、2010年1月、映画「カサブラン・・・
専科 轟 悠
- 身を削るような、たゆまぬ鍛錬から生まれた男役の芸。タカラヅカのTHE TOP OF TOP・轟悠さんの舞台姿には、侵しがたい尊厳が感じられる。 宝塚の至宝・春日野八千代の継承者として、雪組トップスターを経て専科に移籍したのが、宝塚歌劇88周年の2002年2月。同年、日生劇場公演『風と共に去りぬ』に主演。第28回菊田一夫演劇賞と第12回日本映画批評家大賞ミュージカル賞を、00年『凱旋門』のラヴィッ・・・
雪組 音月 桂
- 音月桂さんの2008年は1月1日、宝塚大劇場公演『君を愛してる-Jet aime』『ミロワール』からスタートする。お正月にどんな音月桂さんが観られるかは1番気になるところだけれど、この、貴族とサーカスの花形スターとの恋物語—ラブ・ロマンス『君を愛してる』で音月桂さんが演じるのは、恋する主役ジョルジュの親友、フィラントという青年である。 「フィラントは私自身もうらやましいほどのお金もちのぼんぼん(笑・・・