花組 朝夏 まなと
- 宝塚歌劇が95周年を迎えた2009年元旦、宝塚大劇場では話題の大作、花組公演『太王四神記』―チュシンの星のもとに―の幕が上がった。四神の一人、チュムチを演じているのが、朝夏まなとさん。まっすぐのびた竹のようにさわやかな大型新人である。 「本公演でストーリーに絡む大きな役は初めてです」と、晴れ晴れした口調で話すが、2002年4月、『プラハの春』で初舞台を踏んで以来、新人公演主演を4回、宝塚バウホー・・・
花組 真飛 聖
- 真飛聖さん率いる新生花組の、宝塚大劇場お披露目公演がスタートした。 5代に亘って生粋の花組育ちがトップを務めてきた花組。16年ぶりに他組経験のある新トップ披露公演はそれだけでも充分興味深いのだが、主演スター真飛聖さんがどんなに熱い舞台を見せてくれるか、絶対見逃すわけにはいかない公演である。 「私が演じるトマス・キースは実在したイギリス兵です。エジプト軍の捕虜となり、アラブの戦士として生涯を終えまし・・・
花組 壮 一帆
- ヘイワードとモーリス。どちらも小池修一郎の作品に登場する市議会議員だ。ヘイワードは2005年11月に上演されたバウホール雪組公演『DAYTIME HUSTLER』で壮一帆さんが演じた役。そしてモーリスは2007年9月21日から始まる宝塚大劇場花組公演『アデュー・マルセイユ』で、壮一帆さんが演じることになった役である。作品が異なるとはいえ、同じ肩書きの市議会議員を、壮一帆さんがどう演じ分けるのか、大・・・
花組 華形 ひかる
- 「2005年に新人公演を卒業して本公演に、より集中できる状況になり、2006年は慌てずに行こうという目標を立てました。時間に余裕ができた分、自分の役を掘り下げることに全力投球できた1年でした」 シャープでキレがよく、動きも大きい。昨年の花組宝塚大劇場公演『ファントム』の従者で見せた華形ひかるさんのダンスは、観客の視線を引きつけずにはおかなかった。 華形ひかるさんは、宝塚歌劇が85周年を迎えた19・・・