ウィズたからづか7月号
自費出版
2
ドイツの本格スパを実現したスーパーホテルCity大阪天然温泉
4
第6回宝塚映画祭

5

フェアリーインタビュー
 瀬奈じゅんさん
6
ウィズインタビュー
 那月 峻さん
8
パソコン四方山話
9
シリーズ・人権をまちからinたからづか
10
宝塚イベント情報(宝塚市文化振興財団)
11
インフォメーション
16
市民のラジオ局 FM宝塚 18
北摂の旧道筋
19
ウィズ通信
20
逸品運動 シリーズ(1) 23
     

「龍胆」大月紅石(水墨画家)

目に滲むばかりの紫紺の花弁、どの花もみんな天を見上げています。灼熱の日輪に焼かれた大地はひと雨ごとに冷されて、爽やかな風が吹き始めました。

−秋− 60年前の秋にも龍胆は咲いていたにちがいありません。けれども誰が花を賞でたでしょうか。終戦の混乱の中、生きるギリギリの線上においては、花を見るゆとりなどなかったはずです。花を美しいと思えるのは花に目を向けるゆとりがあればこそ、そのゆとりはイコール平和というものなのだと…。

今、清しい花、龍胆を見ています。