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友人から赤ちゃんの握りこぶしほどの球根をもらったのが去年の秋。庭隅で芽を出し茎を伸ばし葉を繁らせて、とうとうその頂点に大輪の百合が開きました。窓を開けると開花を知らせる甘い芳香が、カーテンの揺れるたびにテーブルまで届きます。花びらをしっかりと開き葉を思い切り伸ばして、太陽のエネルギーを受けとめています。来年の球根の為、次の世代の花の為、真剣な花姿です。