月組 星条 海斗
- 月組トップスターの退団公演が11月9日まで宝塚大劇場で上演中だ。出演者の一人、星条海斗さんは「ご一緒できる最後の舞台。トップの瀬奈じゅんさんがいかに気持ちよく、有終の美を飾られるか、全員が一丸となって取り組んでいます」と熱い思いを語る。 「私が研10になる前の大事な数年間、たくさんのことを教えていただきました。初舞台から研5くらいまでは、トップのかたは雲の上の存在で、こちらから話しかけること・・・
月組 明日海 りお
- 源氏物語「宇治十帖」を舞台化した『夢の浮橋』で、研6の明日海りおさんが主役・匂宮を演じる。12月2日に行なわれる新人公演でのことだ。 「匂宮は月組主演男役・瀬奈じゅんさんの魅力に合った艶っぽい役。自分には大きすぎる役ですが、ベストを尽くします。日本物なので、まず着物の着こなしが大事。大きな衣装にとらわれすぎず、自由に動けるようになりたいと思います」 宝塚歌劇の中でも日本物は数少なく、明日海りお・・・
月組 龍 真咲
- ロンドンの下町ランベスに住むビルは、長年行方不明になっていた伯爵家の世継ぎ。一族の後継人による行儀教育が始まるが、ビルは身を引く恋人サリーを追ってランベスへ。軽快でハッピーなミュージカル『ME AND MY GIRL』が5月5日まで宝塚大劇場で上演中。 今春、研8になった月組の龍真咲さんにとって、特別な思い出のある舞台だ。 「1995年、天海祐希さん主演の舞台を何度も観ました。チケットが当たるとい・・・
専科 轟 悠
- 身を削るような、たゆまぬ鍛錬から生まれた男役の芸。タカラヅカのTHE TOP OF TOP・轟悠さんの舞台姿には、侵しがたい尊厳が感じられる。 宝塚の至宝・春日野八千代の継承者として、雪組トップスターを経て専科に移籍したのが、宝塚歌劇88周年の2002年2月。同年、日生劇場公演『風と共に去りぬ』に主演。第28回菊田一夫演劇賞と第12回日本映画批評家大賞ミュージカル賞を、00年『凱旋門』のラヴィッ・・・
月組 霧矢 大夢
- 霧矢大夢さんが演じた人物は深く心に残る。たとえば入団8年目の2001年3月、シアター・ドラマシティ公演『Practical Joke』で演じたマウロ・カダローラ。マフィアの一員だが、主人公と友情を育む憎めないチンピラだ。実はこのマウロが霧矢ファンの人気投票第一位なのだ。それまでも1994年の初舞台以来、96年、花組『ハウ・トゥー・サクシード』新人公演の主役フィンチ、98年、月組『WEST SIDE・・・