トップページ >フェアリーインタビュー

「堕天使の涙」に関連のある記事

雪組 凰稀 かなめ

凰稀 かなめ
 2008年5月、宝塚バウホール公演『凍てついた明日』の主役クライド・バロウを演じた凰稀かなめさんの、どの場面、どの一瞬を切り取っても絵になる美しさに、感嘆した。  もちろん身体的な美貌だけではこうはいかない。役者としての説得力、内面を表現する男役の存在感があればこそなのだ。  その前年、2007年10月、シアター・ドラマシティ公演『シルバー・ローズ・クロニクル』で演じた準主役クリストファー・クレ・・・

雪組 沙央 くらま

沙央 くらま
宝塚大劇場で上演中の『君を愛してる-Jet aime』『ミロワール』が、3月30日に東京宝塚劇場で千秋楽を迎えると、沙央くらまさんは新人時代を卒業して中堅と呼ばれる学年になる。 「これまで以上にがんばらないと。いかに自分と戦えるか。自分の強さよりも弱さと向き合って克服したい。結果は自分次第なんです」 入団7年目から8年目になる一つの節目を目前に、沙央くらまさんは、そう気持ちを引き締める。最後の新人・・・

花組 壮 一帆

壮 一帆
ヘイワードとモーリス。どちらも小池修一郎の作品に登場する市議会議員だ。ヘイワードは2005年11月に上演されたバウホール雪組公演『DAYTIME HUSTLER』で壮一帆さんが演じた役。そしてモーリスは2007年9月21日から始まる宝塚大劇場花組公演『アデュー・マルセイユ』で、壮一帆さんが演じることになった役である。作品が異なるとはいえ、同じ肩書きの市議会議員を、壮一帆さんがどう演じ分けるのか、大・・・

雪組 水 夏希

水 夏希
目に見えないものを演じることは演劇の本質である。演劇は心を描くものだから。 だが私たち人間が目にすることのできない「死」を演じる場合は、話がもっと複雑になる。 新生雪組を率い、『エリザベート』のトート役でトップお披露目を迎えた水夏希さんは言う。 「人間ではないトートの中に生まれる人間的な感情を、人間が演じる。しかも男役として」 1992年にウィーンで生まれた『エリザベート』。その宝塚版が96年に雪・・・