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-バックナンバー- 2004年8月号

彩輝直さんが専科から月組に戻り、紫吹淳のあとを継いでトップになった。月組には、初舞台の翌年から5年間ほど在籍していたから、「戻る」という表現がピッタリする。

「まさか月組に戻ってこれるとは思っていませんでした。実際には今の月組には私の下級生時代を知っている人は少ないのですが、とても馴染みのある組なので、すぐに溶け込めて。自分を飾らずに自然体のままでいられるし、皆さん、とても明るくて素直で元気。舞台に賭ける思いや結束感をすごく持てる組だと思う。これから一緒に作品を創っていくのが楽しみです」

8月9日まで上演中の、本拠地・宝塚大劇場での新生月組披露公演は、王朝ロマン『飛鳥夕映え』とラテン・ファンタジー『タカラヅカ絢爛U』の2本立て。

新視点で日本史上に残る飛鳥時代の大ドラマを描いた『飛鳥夕映え』では、あの大化の改新で知られる豪族の嫡男・蘇我入鹿を演じている。神祇官の長・中臣鎌足、宝皇女の弟・軽皇子、蘇我の分家の長子・石川麻呂、聖徳太子の息子・山背大兄皇子、舒明帝の息子・古人皇子らとの青春の友情が、政治の世界の争いに巻き込まれていく大和朝廷時代末期から645年の夏までの話である。
「蘇我入鹿という人は心が広くて夢が大きく、俊才で、本当に理想的な男性。とてもいい役を書いていただいて感謝しています。この役を、いかに深く濃く大きく表現できるかというのが今の課題ですね。また今回は、花組から瀬奈じゅん、雪組から貴城けいが特別出演し、月組の大空祐飛と三人で役替わりを演じているのも、作品の大きな力になっていると思います」

 

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