バックナンバーへ|TOP | ||||||||||||
-バックナンバー- 2005年1月号 | ||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||
昭和12年の阪神大水害時の山津波、昭和20年の大空襲では自宅が壊滅・焼失、またしても平成7年の阪神淡路大震災で自宅は全壊、瓦礫の中から奇跡的に助け出されたという吉川さん。数多くの人から励まされ再出発できたお礼の気持ちをこめ、この5年間ヨーロッパや中東・アジア諸国への撮影旅行で撮りためた写真を編集、「Life 再出発そして感謝の気持ちをこめて 吉川艶子写真集」をあさひ高速印刷株式会社より出版した。全編カラーの144ページに掲載された写真は、「高精細印刷:スブリマ」で写真品質に近い高画質をリアルに再現した美しい仕上がり。表紙は吉川さんの想いを投影するかのよう、インドで撮影した、ガンジス川と光のグラデーションの中で祈りをささげる女性。 写真集を手にした人からは「美しい風景を見て外国を訪ねたくなった」「家族みんなで見て団欒になった」「繰り返し見ても飽きずに楽しめる」と、嬉しい言葉をたくさん頂いたという。写真集の中から抜粋して3種類のポストカードを作成、それも好評だった。 「震災後10年、喜寿の年にあたり多くの方々に感謝の気持ちを捧げたいと思い、皆様の協力による『幸せの5年間の足跡』として写真集にまとめました。生かされたものとして何かのお役にたちたいと考えていましたが、写真集を出すことで元気をわけてあげられたような気がします。指導いただいた先生、仲間、家族に感謝して、これからも写真を続けていきたいと思っています」と吉川さんは意欲的に語ってくれた。 |
ホームページトップへ戻る |