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-バックナンバー- 2003年3月号 | ||||||||||||
初詣の賑わいを感じながら参道を歩き、暦や七味を売る露店を抜けると蓬莱山清澄寺の山門。竈の神様で有名な荒神さんを左に見て正面に清澄寺本堂、手前に一願地蔵が佇んでいます。その奥に位置する鉄斎美術館では1月15日から3月9日まで「鉄斎 祝慶の書と画」が開催され新年にふさわしい作品が展示されています。鉄斎は長寿を人生最大の喜びとし長寿を願う多くの作品を描きました。鉄斎など日本の山水画にも影響を受け独自の現代中国画を描く陳允陸さんと鉄斎の「詩書画三絶」の世界に触れました。
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鉄斎自身の表現だから筆に勢いがある 母国中国で水墨画を学び、新しい表現を求めて来日、関西学院大学の美学科で磯博先生に師事し日中の画論を研究する中で、日本画や日本の山水画に接して中国の伝統的水墨山水と日本の山水画の融合という独自の世界が見えてきました。鉄斎は中国の山水画を学び、そこに題材をとった作品を多く描いていますが、決して中国の山水画と同じではありません。
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