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-バックナンバー- 2002年8月号 | ||||||||||||
今、鉄斎美術館で開かれている「鉄斎 名作展―茶の美術―」は3回目の展示替が行われ、8月11日まで開催されています。中国唐時代の文人陸羽が喫茶法の基礎を築き黄檗宗の開祖、僧隠元によって日本に伝えられ江戸時代中・後期に文人の間に広まったといわれている煎茶道。鉄斎も精神性を重んじる煎茶の世界を好み、茶人や煎茶にまつわる逸話などの画を多く描いています。
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美術館は文化を継承する場 鉄斎が煎茶道に傾倒し、 こんなに多くの茶道具に絵や書を描いているのに驚きました。 一流の陶芸家や指物師との合作は肩の力が抜けていて本当に楽しみながら描いたんでしょうね。
遊び心で造ったと思われる自作の香炉なども面白いものです。 |
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日本で熟成された素晴らしい文化をもっと見直し、 プライドを持って次代に伝えたいものです。 宝塚市でも茶の文化を広く知ってもらおうと昨年、
煎茶、 表千家、 裏千家で宝塚茶道協会を発足、 ソリオホールで市民向けのお茶会を開催していただいていますし、 公共の施設には本格的な茶室も設けていますのでおおいに利用していただきたいと思います。
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