和の趣きとかわいらしい花々を付けることで、幅広い層に人気の山野草。9月22日から始まる「山野草フェア」では、ハギやナデシコといった草花、実ものなどが展示即売される。山野草にはススキやリンドウなど身近な植物が多いが、デリケートで意外に栽培困難なものもある。初心者向きは、清楚な花を咲かせるシュウメイギク。西日を避ければ路地植えが可能で根付くと強い。
一方、マンションのベランダでも栽培できるのが、シュウカイドウ。日本のベゴニアと言われ、日陰でもピンクや白のかわいい花を咲かせる。いずれも自生の植物だけに寒さには強いが、夏は日よけ対策が必要。
この秋は寄せ植えはいかが?ススキを中心に植え、アクセントにムラサキシキブ、下草にホトトギスなどを備前や立杭焼風の鉢に植えてみよう。秋の気配が一層高まる。期間の最終日頃には、月と鈴虫の音をバックに草花を楽しむ「観月会」を企画中とか。秋の夜長を楽しむ格好のイベントになりそう。9月25日からは「東洋蘭フェア」も開催される。東洋蘭は、美しいラインを描く葉、素朴な愛らしい花、ほどよく香る柑橘系の匂いが特徴で書画や茶器に描かれるほど古来から親しまれている。株分けだけで増殖するため時代を継いできた稀少価値の高い古典的な植物と言える。 鑑賞のポイントは美しい葉姿と斑模様。花のない時期も楽ませてくれる斑は、縞や蛇皮虎斑、覆輪などの種類があり、マニアの間で人気が高い美しい斑入りの蘭は、何十万、何百万という値が付けられる。今回は3千円位から「天遊」(32万円)など春蘭、寒蘭等が出品される。小振りで栽培しやすく、真冬の強風を避ければ加温の必要もない。庭やバルコニー、採光通風のある室内でも栽培できる。もっと知りたい人は「達人技ガーデニング講座東洋蘭の育て方Q&A」(30日14:00〜15:00)で、専門家に聞いてみよう。この他あいあいパークでは、栽培法を始め、あらゆる相談に応えられるよう園芸アドバイザーが常駐している。また、花のみちセルカ3階、花回廊にある
※「緑の工房」でも同様に園芸相談を10:00〜18:00まで受け付けているほか花や観葉植物も販売している。
9月10日からはあいあいパークのカルチャー教室の講座が体験できる秋のカルチャー教室体験フェアが始まる。充実した時間、新たな発見を求めて気軽に参加してみよう。
※緑の工房((株)錦松園)宝市栄町1丁目6―2花のみち2番館 水曜休館
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